日配と書いて「にっぱい」と読みます。スーパー業界では「デイリー」などとも呼ばれます。文字通り毎日買うような”要冷蔵（チルド）”の商品が専門分野。牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品や、納豆、はんぺん、漬物。そして、ケーキやプリンといった生菓子も扱います。日持ちしない商品相手のこの仕事、仕入れ数のさじ加減が難しいうえ、他のスーパーでも同じ商品が並ぶから”読み”と”工夫”が勝負。天気や気温も先読みして、日付と個数を考えた在庫管理。1～2個単位の緻密な仕入れで品切れを出さずにお手頃プライスで提供するのは、達人技です。そして、アイデアにあふれた売り場づくりでは、担当者ひとりひとりの創意工夫が売上を左右します。また、日配部門の総決算ともいえるのが年末の”おせち商戦”です。11月初旬から試食会を開き「今年はどの伊達巻き、黒豆、かまぼこを仕入れるか…」各店舗のチーフたちが吟味して、自分の店の仕入れ数を決めます。性格が出る、といわれる日配の仕事。自分のセンスを信じて、勝負しよう！